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『アメリカ研究』第59号「自由投稿論文」募集のお知らせ

2024.04.30

 学会機関誌『アメリカ研究』(年報)は 2025年3月に第59号を刊行する予定です。会員諸氏の積極的な投稿をお待ちしております。

1. 内   容  アメリカ研究に関する未発表論文。前年度『アメリカ研究』もしくは『英文ジャーナル』に論文が掲載された方は,本年度の投稿をご遠慮ください。また,同じ年度に,あるいは年度をまたいで『アメリカ研究』と『英文ジャーナル』の双方に投稿することはできません。これはなるべく多くの会員に発表の機会を提供するためです。

2. 枚   数  論文は 33 字×34 行のレイアウトで 19ページ以内(註を含む)。
執筆要項は学会ホームページを参照のこと。

3. 原稿締め切り 2024 年 8月31日(土)

4. 提    出 投稿希望者は 2024 年 6 月末日までに,学会ホームページの「お問い合わせ・応募」フォームより年報編集委員会宛に「論文題目」をお送りください。論文原稿は電子ファイルによる提出となります。

年報編集委員会

『アメリカ研究』第59号「特集論文」募集のお知らせ

2024.04.30

 『アメリカ研究』第59号の特集テーマは,「アメリカとアジア2.0」です。趣意は以下の通りです。

 第 30 号(1996年)で「アメリカとアジア」を特集して以降、アメリカもアジアも、そしてその関係も大きく変化してきた。2000 年代以降の中国の台頭はめざましく、とりわけ2012 年秋に習近平政権が登場すると、南シナ海における実力による現状変更の動きを強め、一帯一路構想、アジアインフラ投資銀行を設立するなど現行国際秩序に挑戦するかのような様相を呈している。オバマ政権はアメリカを「太平洋国家」と位置づけ、東アジア、特に東南アジア諸国における多国間対話へのコミットメントを高めた。そして、中国に対しては自国の地位に全面的に挑戦する中国という認識が定着し、米中の競争関係は激化した。中国の要求は現行国際秩序の破壊ではなく、その枠内での修正であると見られているが、それは西側の既得権益、とりわけ米国のそれを損なう側面を持つ。

 文学・文化の領域において、これまで多くのアジア系アメリカ作家や芸術家が論じられてきたが、中国の台頭が進む現代、アジアとアメリカの文化的力学には以前と異なる点もあるだろう。中国以外でも、たとえばインドやインドネシアなどの、いわゆるグローバルサウスと呼ばれるアジア地域の台頭は、アジア系アメリカ文学・文化の表象に何らかの変化をもたらしているのかもしれない。また、アジアとアメリカについて考える際、アメリカと敵対/同盟する国家間の関係性だけでなく、日本でいえば、沖縄、広島、長崎のように、政治に翻弄されてきた地域の歴史や文化を改めて見直すことも必要であろう。アジアでは不可視な存在をアメリカとの関係を介して可視化すること、あるいは忘却の彼方に葬り去られた出来事やテキストを改めて堀り起こす作業は、ともすれば過去が軽視される新自由主義の時代において、重要な営みのように思える。

 米国内ではブラック・ライブズ・マターが注目を浴びる一方、パンデミック下でのアジア系への差別が顕在化している。米国社会のマイノリティであると同時にセトラーでもあるアジア系の立ち位置はアファーマティブ・アクションにおいても独特なものとなっている。そこで次号の特集テーマを「アメリカとアジア 2.0」とし、上記のように更新されたアメリカとアジアの関係を意識した論考を募集する。経済、歴史、法律、政治外交、文化、文学などの幅広い分野からの積極的な投稿を期待したい。

  「特集論文」に応募希望の会員は,2024 年 6 月末日までに,氏名・所属・論文題目および構想・資料などの説明(400字程度)を学会ホームページの「お問い合わせ・応募」フォームより年報編集委員会宛にお申し込み下さい。その際、上記フォームの「お問い合わせ内容」欄に「『アメリカ研究』特集応募」と明記してください。
 執筆要項は学会ウェブサイトを参照のこと。
原稿締め切りは 2024年8月31日(土)とします。

年報編集委員会

第58号 アメリカと権威主義

2024.04.29

第58号目次

第57号(2023年4月) 裁くアメリカ/裁かれるアメリカ

2024.04.29

第57号目次

『アメリカ研究』第58号「自由投稿論文」募集のお知らせ

2023.04.24

学会機関誌『アメリカ研究』(年報)は2024年3月に第58号を刊行する予定です。会員諸氏の積極的な投稿をお待ちしています。

1. 内   容  アメリカ研究に関する未発表論文。前年度『アメリカ研究』もしくは『英文ジャーナル』に論文が掲載された方は,本年度の投稿をご遠慮ください。また,同じ年度に,あるいは年度をまたいで『アメリカ研究』と『英文ジャーナル』の双方に投稿することはできません。これはなるべく多くの会員に発表の機会を提供するためです。
2. 枚   数  論文は33 字×34 行のレイアウトで19 ページ以内(註を含む)。
執筆要項は学会ウェブサイトを参照のこと。
3. 原稿締め切り 2023 年8 月31 日(水)
4. 提   出 電子メールで年報編集委員会宛て(nenpo[AT]jaas.gr.jp([AT]を@に換えてください))にお送りください。

*投稿希望者は,論文題目を2023 年6 月末日までに電子メールで,年報編集委員会宛て(nenpo[AT]jaas.gr.jp([AT]を@に換えてください))にお申込みください。

『アメリカ研究』第58号「特集論文」募集のお知らせ

2023.04.24

『アメリカ研究』第58号の特集テーマは,「アメリカと権威主義」です。趣意は以下の通りです。

 2021年に発足したバイデン政権は,世界を,米国を中心とする「民主主義国家」と「権威主義国家」との戦いの場と位置づけ,民主主義や人権を蹂躙する後者の代表格として中国やロシアを批判してきた。この二元的な世界認識は,2022年2月にロシアがウクライナに軍事侵攻して以降,ますます強化されている。

 しかし,中露の「権威主義」を批判するアメリカの民主主義そのものが危機的な状況にある。2020年大統領選に敗北したドナルド・トランプが選挙結果に執拗に疑義を呈したことは,以後の米国の政治社会に大きな影を落としてきた。この大統領選で大規模な不正があったと考える米国民は3分の1,共和党支持者になると7割超に及ぶ。2021年1月には,トランプの「不正選挙」の訴えに促された暴徒たちが連邦議会議事堂を襲撃するという前代未聞の出来事が起こった。

 二大政党の1つである共和党の権威主義化も懸念される。世界の民主主義に関する研究で知られるV-Dem研究所の調査によれば,過去20年間で非自由主義的な性質を顕著に示すようになった共和党は,今やヨーロッパの中道右派勢力よりも,トルコのエルドアン政権やハンガリーのオルバン政権のような権威主義国家の与党に近いという。

 そもそも,血筋や宗教や軍事的権威ではなく法に統治の新たなよりどころを求めたアメリカは,権威を笠に言論の自由を統制することを何よりも忌避してきたはずである。しかし,学問の権威さえ無力化しようとする反知性主義の強化や,IT革命に伴う不確かな情報の氾濫や陰謀論の拡散が示すとおり,アメリカの知性は危機に瀕している。内外にはびこる権威主義に誘発された昨今のディストピア的状況は,この国が社会や文化の諸領域に埋め込んできた「権威主義の暴走を抑止するメカニズム」とその機能不全を歴史的に再検証する必要性を提起している。

次号の特集では標記のテーマのもと,政治外交,歴史,文化,文学,社会,経済の視点からアメリカの民主主義の危機を掘り下げる論考を募集する。

 *「特集論文」に応募希望の会員は,2023年6月末日までに,氏名・所属・論文題目および構想・資料などの説明(400字程度)を電子メールで,年報編集委員会宛て(nenpo[AT]jaas.gr.jp([AT]を@に換えてください)にお申し込み下さい。その際のタイトルは「『アメリカ研究』特集応募」と明記してください。執筆要項は学会ウェブサイトを参照のこと。原稿締め切りは2023 年8 月31 日(木)とします。

年報編集委員会

第56号(2022年4月) 疫病/公衆衛生

2022.04.01

座談会
「Is America Back?:アメリカの覇権の現在」 (1)
特集論文「疫病/公衆衛生」
人間機械論と公衆衛生の定義―革新主義期アメリカにおけるC.-E. A. ウィンズローと人間工学運動― 上野継義(29)
公衆衛生の担い手―ロックフェラー財団国際保健部と農村部公衆衛生1900‒1932 平体由美(49)
植民地期フィリピンにおける保健衛生事業と赤十字人道主義 牧田義也(69)
比喩との抗い―ジャック・ロンドンの癩病表象 高野泰志(93)
濫喩としての感染―アメリカ文学思想史の視点から― 巽孝之(113)
英雄的医療時代の不機嫌なロマンス作家―ジェイムズ・フェニモア・クーパーとアンテベラム期の医療言説 林以知郎(135)
自由論文
20世紀はじめの米国の社会改革運動と国際女性平和運動―エミリー・グリーン・ボルチの民族,国家,国際協調の思想を中心に 一政史織(157)
善き生の回復を求めて―ラルフ・アダムズ・クラムの教会建築論に見る革新主義期アメリカに抗するアングロ・カトリシズムの想像力 佐々木一惠(177)
長文書評
書評:志田淳二郎『米国の冷戦終結外交̶ジョージ・H・W・ブッシュ政権とドイツ統一』(有信堂高文社,2020年) 村田晃嗣(197)

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第55号(2021年4月) 特集 貧困

2021.04.14

座談会
「Black Lives Matter運動から見るアメリカの人種問題の現在と過去」 (1)
特集論文「貧困」
米国における低所得層向け消費者信用市場の再創出 大橋陽(31)
「通りで物乞いをする黒人を見かけることはほとんどありません」―20世紀前半のボストンにおける貧困と人種― 大森一輝(55)
全米福祉権団体の解体―体系的人種主義,ジェンダー,反福祉のイデオロギー 土屋和代(75)
人間の尊厳と二つの貧困――カーヴァー,スタインベック,コールドウェル 山辺省太(97)
自由論文
動物たちのカラーブラインド・キャスティングミュージカル『ライオンキング』におけるジュリー・テイモアの表象戦略 武田寿恵(121)
トランプ大統領を巡る労組の分断―ビジネス・ユニオニズムからの転換とジレンマ― 冨田晃正(141)
テキサスとアジアの境界地―ローランド・ヒノホサ『コリアン・ラブソング』と『役立たずのしもべ達』における人種・民族的アイデンティティの交錯― 松田卓也(167)
長文書評
Ai HISANO, Visualizing Taste:How Business Changed the Look of What You Eat 鈴木透(189)
FURUI, Yoshiaki. Modernizing Solitude: The Networked Individual in Nineteenth-Century American Literature 髙尾直知(195)

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第54号(2020年4月) 特集 メディアと情報

2020.04.14

座談会
「トランプと移民問題」 (1)
特集「メディアと情報」
第一次大覚醒運動と18世紀印刷文化―メソジストと人種― 増井志津代(21)
活字メディアとしての『ドメスティック・エコノミー論』 石塚則子(45)
VOA「フォーラム」と科学技術広報外交―冷戦ラジオはアメリカの科学をどう伝えたかー 土屋由香(67)
保守主義運動と政治献金革命:1964年大統領選挙におけるダイレクトメール戦略 森山貴仁(89)
アメリカにおけるテレビ・ディベートの開拓と終焉?-Firing Lineの遺産をめぐる再考― 渡辺将人(113)
ソーシャルメディアが変えるアメリカ政治:選挙と政策運営に注目して 前嶋和弘(137)
新聞4コマ漫画が描くアメリカ大統領 日本のマス・メディアに見るドナルド・トランプ像に関する一分析 水野剛也(159)
自由論文
「客間」と「書斎」-空間表象に見るエマソンの家政学 冨塚亮平(187)
冷戦期アメリカの先住民政策と土地問題―インディアン請求委員会とウェスタン・ショショーニ 内田綾子(209)
書評
Hideaki Kami著 『Diplomacy Meets Migration : U.S. Relations with Cuba during the Cold War』 上村直樹(231)
第53回年次大会報告 -239

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第53号(2019年4月) 特集 ヨーロッパとアメリカ

2019.04.14

座談会
「トランスジェンダーの現在」 (1)
特集 「ヨーロッパとアメリカ」
ジョン・アダムズの混合政体論における近世と近代 石川敬史(35)
19世紀中葉のアメリカ合衆国におけるドイツ系移民再考―フォーティエイターズとターナーズを中心にー 田中きく代(59)
ヨーロッパを/から読み直すルイザ・メイ・オルコット 田辺千景(77)
ヨーロッパ知識人がみた知と権力―ハンス・J・モーゲンソーとスタンリー・ホフマンのアメリカ知識人批判― 三牧聖子(99)
ヘミングウェイとパリ前衛―建築的散文、空間芸術、間身体性― 小笠原亜衣(119)
アメリカによる西ヨーロッパ域内貿易の自由化政策と西ドイツの役割―西独・仏貿易協定(1950年)を中心にー 河﨑信樹(147)
自由論文
産声を記録せよ:アメリカ合衆国における出生登録制度 大鳥由香子(168)
冷戦政治文化の変容とイスラエル認識―1960年代後半から1970年前半における連邦議会の冷静改革はに着目して 佐藤雅哉(191)
書評
笠井俊和著 『船乗りがつなぐ大西洋世界 英領植民地ボストンの船員と貿易の社会史』 橋川健竜(213)
第52回年次大会報告 -219

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第52号(2018年5月) 特集 エリートの『知』 / 民衆の『知』

2018.05.14

座談会
「トランプ政権下のアメリカ合衆国」 (1)
特集 エリートの『知』 / 民衆の『知』
ジェームズ・バーナム思想とトランプ現象 エリートと民衆の反動的交叉 会田弘継(41)
ドナルド・トランプに先駆けた男 ―サミュエル・T・フランシスのペイリオ・コンサーヴァティズム― 井上弘貴(63)
「内なる反知性主義」 ―1968年コロンビア大学ストライキと知識人― 梅崎透(87)
1952年大統領選挙と政治コンサルタントの台頭 森山貴仁(111)
自由論文
「彼のためにろうそくを」 ―ヘンリー・ジェイムズ「死者たちの祭壇」におけるアメリカ金融資本主義、親密圏、許し― 松浦恵美(135)
包摂と分裂のカリキュラム ―-ニューヨーク州教育改革と多文化主義論争― 南川文里(157)
第一次大戦と語り手フレデリックの「学び」 ―『武器よさらば』に見る同盟・共闘 柳沢秀郎(179)
書評
小野沢透著『幻の同盟―冷戦初期アメリカの中東政策』 小濵祥子(201)
第51回年次大会報告 -207

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第51号(2017年3月) 特集 ゆらぐアメリカの自画像

2017.03.14

特集 ゆらぐアメリカの自画像
新大陸における「帝国」の残滓──1812年戦争期の「親英勢力」とアメリカの自画像── 遠藤寛文(1)
愛国心,男らしさ,米西戦争をめぐる黒人知識人の言説──サットン・E・グリッグスの描く国家/地域/自画像── 奥田暁代(21)
オバマ政権の介入政策における「アメリカ例外主義」──不安定な世界におけるアメリカの自画像の再構築── 草野大希(45)
「欧州国家」アメリカの自画像──冷戦終結期の米欧関係とG・H・W・ブッシュ外交の基調── 志田淳二郎(67)
「アメリカの過去」と歴史叙述のグローバル化──アメリカ史研究の現在── 中野耕太郎(91)
揺れ動くアメリカの市民像──リチャード・ホフスタッターとヘンリ・アダムズの歴史観をめぐって── 中野博文(117)
国民文学創生と文化的覇権闘争──セジウィックの 『リンウッド家』における建国の地政学── 若林麻希子(139)
自由論文
愛国の響き──ティモシー・ドワイトの詩『グリーンフィールド・ヒル』(1794年) 第四部 「ピークォッド族の壊滅」を読む── 小泉由美子(161)
「イクメン」の誕生と新自由主義──20世紀後半アメリカにおける白人中流階級の父親の表象について── 関口洋平(183)
伝記テクストにおける女性市民の形成──セアラ・ヘイル 『女性の記録』 の家庭的歴史の語り── 増田久美子(205)
書評
南修平著『アメリカを創る男たち──ニューヨーク建設労働者の生活世界と「愛国主義」』 横山良(229)
第50回年次大会報告 -235

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第50号(2016年3月) 特集 占拠・占領・支配

2016.03.14

特集 占拠・占領・支配
環太平洋帝国アメリカにおける統治権力と移動の権利──フィリピン系住民のハワイ市民権認定を事例として── 岡田泰平(1)
文化の占領とアメリカ文学研究 越智博美(21)
アメリカの日本占領と民主化の言論──戦前の門閥政治体制の解体と岩淵辰雄── 福島啓之(45)
占領期日本の文学空間における連続と非連続──雑誌メディアにおけるアメリカ言説を中心に── 井上健(67)
部族主権の記憶と合衆国史へ反駁 ノーザン・シャイアンの史跡化営為 川浦佐知子(87)
自由論文
アジア系アメリカ人の対日戦争謝罪・補償要求運動の形成過程──アイデンティティの変容とアクティヴィズムの系譜── 大八木豪(107)
アメリカの対キューバ国交正常化交渉開始の契機──大統領,国内政治,国際システムとその認識── 松本明日香(129)
冷たい戦争と魂の危機──大衆伝道者ビリー・グラハムの見た共産主義,自由,原罪── 相川裕亮(149)
書評
Kazuyo Tsuchiya, Reinventing Citizenship: Black Los Angeles, Korean Kawasaki, and Community Participation 川島正樹(167)
三牧聖子著『戦争違法化の時代──「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』 篠原初枝(175)
第49回年次大会報告 -181
英文要約 -199

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第49号(2015年3月) 特集 モンロー・ドクトリン再考

2015.03.14

特集 モンロー・ドクトリン再考
アメリカン・システムのマニフェスト──ヨーロッパ公法秩序とモンロー・ドクトリン── 金井光太朗(1)
宣言なき再定義──フランクリン・ローズヴェルト政権とモンロー・ドクトリン── 奥広啓太(21)
モンロー主義とアメリカの介入政策──単独主義と多角主義の淵源となった外交理念のダイナミクス── 草野大希(41)
モンロー・ドクトリン, アジア・モンロー主義と日米の国際秩序観──戦前・戦中期における日本のモンロー・ドクトリン論を手掛かりに── 中嶋啓雄(61)
ラテンアメリカの影──1980年代小説と半球思考── 渡邉真理子(81)
アフリカ系アメリカ文学の地理的想像力──モンロー・ドクトリンの終焉── 竹谷悦子(99)
研究論文
個人から共同体の弔いへ──「ロジャー・マルヴィンの埋葬」における未完の埋葬── 小宮山真美子(119)
「共和国の母」から「慈悲深き帝国」時代の女性たちへ──二つの版の『ノースウッド』にみるセアラ・ヘイルの思想的変遷と「慈善」── 増田久美子(135)
「魔法群島」が見張る太平洋──逆転する地獄と楽園の遺物── 大武佑(157)
憲法の開放・奴隷の解放──フレデリック・ダグラスの合衆国憲法── 権田建二(177)
アフリカにおける家庭づくり──オサ・ジョンソンと1920年代の合衆国── 長谷川詩織(197)
祈るゴリラと核戦争後の世界──バーナード・マラマッド『神の恩寵』 の未来表象── 羽村貴史(217)
書評
橋川健竜著 『農村型事業とアメリカ資本主義の胎動──共和国初期の経済ネットワークと都市近郊』 柳生智子(239)
第48回年次大会報告 -245
英文要約 -263

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第48号(2014年3月) 特集 選挙とアメリカ社会

2014.03.14

特集 選挙とアメリカ社会
選民国家の選挙文学史序説マザー, ホーソーン, バーコヴィッチ 巽孝之(1)
『まぬけのウィルソン』とその時代──「1853年選挙」の風景── 上西哲雄(21)
労使関係と労働組合代表選挙──ワグナー法からタフト・ハートレイ法まで── 中島醸(39)
アメリカ政治にとっての選挙 待鳥聡史(63)
バラク・オバマと人種をめぐる選挙戦略の変容──「脱人種」とマイノリティ政治の併存── 渡辺将人(77)
研究論文
「自己防衛の名の下に」──移民貧困層の州外強制退去と19世紀アメリカ移民政策── 廣田秀孝(99)
戦後初期における社会科学研究評議会とカーネギー財団による地域研究の推進──揺籃期の地域研究と社会科学── 佐々木豊(119)
書評
貴堂嘉之著『アメリカ合衆国と中国人移民──歴史のなかの「移民国家」アメリカ』 中野博文(139)
新田啓子著『アメリカ文学のカルトグラフィ──批評による認知地図の試み』 牧野理英(147)
青野利彦著『「危機の年」の冷戦と同盟ベルリン,キューバ,デタント 1961-63年』 山澄亨(153)
第47回年次大会報告 -159
英文要約 -177

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第47号(2013年3月) 特集 アングロ・アメリカ

2013.03.14

特集 アングロ・アメリカ
フランクリンとアングロ・アメリカ帝国の夢――印紙条例の成立前後に見る国民感情―― 佐藤光重(1)
罪深き同胞――マーク・トウェインの描く英米の姿―― 石原剛(21)
「偏狭さ」に抗して――エズラ・パウンドの「ルネッサンス」構想―― 長畑明利(41)
北米植民地代理人ジェレマイア・ダマーのイギリス帝国――18世紀アングロ・アメリカ政治の一断面―― 森丈夫(59)
ベトナム戦争と集団防衛――東南アジア条約機構における米英対立,1965-1968―― 水本義彦(79)
帝国への最初の招待――第一次世界大戦アメリカ参戦をめぐるハウス大佐とグレイ卿の協調―― 坂出健(99)
研究論文
無気味に回帰する過去――シンシア・オジック『ショール』のホロコースト表象―― 羽村貴史(109)
晩年の新渡戸稲造とアメリカ――満州事変後のアメリカ講演をめぐる評価―― 谷口真紀(129)
日本へのテレビ導入におけるドゥフォレストと皆川の役割 有馬哲夫(149)
ナサニエル・ホーソーンと文学世界の構築――博物館としての「骨董通の収集品」―― 竹野富美子(169)
後藤濶リンチ事件と記念碑――ハワイ日系社会黎明期の記憶の表象―― 堀江里香(185)
第46回年次大会報告 -205
英文要約

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第46号(2012年3月) 特集 海と国家

2012.03.14

特集 海と国家
間大西洋における奴隷制の廃止と南北戦争 西出敬一 (1)
『白鯨』の海、棄子(すてご)の夢 橋本安央 (19)
国威の代償――世紀転換期のハワイをめぐる日米対立の一解釈 伊藤孝治(33)
海底ケーブルの地政学的考察――電信の大英帝国からインターネットの米国へ 土屋大洋(51)
研究論文
日中戦争期における太平洋をめぐる米豪関係 高光佳絵(69)
第三次中東戦争期のリバティ号事件に見る米国の「親イスラエル」政策の萌芽 富永枝里香(89)
日本のサンタクロース――カレン・テイ・ヤマシタの『熱帯雨林の彼方へ』における非同化的日系主体とその贈与精神 牧野理英(109)
アメリカ歴史教科書における原爆投下のコンテクスト――第二次世界大戦、冷戦、核時代 藤田怜史(127)
浦賀の「流星」とプロヴィデンス――ペリーとホーソーンと日本開国 中西佳世子(147)
現代アメリカにおけるニッケイ――学生組織のアイデンティティ・ポリティクスと「日系アメリカ人」言説 木下昭(167)
書評
Hiroshi Kitamura, Screening Enlightenment: Hollywood and the Cultural Reconstruction 飯岡詩朗(187)
第45回年次大会報告 -193
英文要約 -205

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第45号(2011年3月) 特集 病いと制度

2011.03.14

特集 病いと制度
生殖の権利と社会福祉—-断種におけるインフォームド・コンセント 小野直子 (1)
1935年社会保障法と健康保険をめぐる議論—-エドガー・サイデンストリッカーとI・S・フォークの構想を中心に 佐藤千登勢(19)
病とヒッピーと新自由主義—-トマス・ピンチョン『ヴァインランド』 三浦玲一 (39)
医療改革をめぐる政党政治の変容—-国民皆保険制度改革と高齢者医療保険改革を事例に 天野拓 (57)
研究論文
ボーディングアウトする女、家庭にしがみつく男—-(反)ボーディングハウス小説におけるセアラ・J・ヘイルのドメスティック・イデオロギー 増田久美子 (75)
紙の上のエメラルド・シティ—-The   Wonderful Wizard of OZと紙幣制度 秋元孝文 (97)
歴史ミュージアムとプライベート・セクターのポリティクス—-ジョージ・ワシントン像」ランズダウン》収蔵の経緯から 横山佐紀(117)
1960年代アメリカ合衆国における女性平和運動再考—-「平和のための女性ストライキ」の事例から 佐藤雅哉(137)
商業社会の倫理と社会関係資本主義の精神—-『フランクリン自伝』における礼節と社交 鰐淵秀一(157)
研究ノート
米国貿易政策史研究における社会史的視点の重要性 小山久美子(177)
書評
森聡『ヴェトナム戦争と同盟外交—-英仏の外交とアメリカの選択1964-1968』 藤本博 (187)
第44回年次大会報告 -195
英文要約 -209

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第44号(2010年3月) 特集 アメリカの世紀転換期

2010.03.14

特集 アメリカの世紀転換期
全国黒人実業連盟と20世紀転換期における歴史の記憶のポリティク 兼子歩 (1)
世紀転換期のリラ・キャボット・ペリーとドメスティック・スペースとしての日本 松川祐子 (19)
世紀転換期のアメリカ合衆国と朝鮮半島   —-日本による大韓帝国保護国化までを中心に 松田春香 (39)
落下する身体と痕跡としての言葉   —-9.11以前/以降の物語 小澤英実 (59)
リンチと拷問の世紀転換期   —-『リンチについて』(1892-1900) と『グアンタナモ』(2004) 佐久間由梨 (79)
研究論文
ジョン・F・ケネディと南ベトナム中立化構想 松岡完 (101)
ジャンボ・ドメスティケーション   —-19世紀末における動物の展示とセンチメンタリズム 丸山雄生 (119)
書評
倉科一希『アイゼンハワ一政権と西ドイツ —-同盟政策としての東西軍備管理交渉』 小野沢透 (141)
新しい女を論じる新しい世代の研究 —-諏訪部浩一『ウィリアム・フォークナーの詩学、1930-1936』 藤平育子 (147)
第43回年次大会報告 -153
英文要約 -167

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第43号(2009年3月) 特集 大統領

2009.03.14

特集 大統領
ホーソーンの〈ジョージ・ワシントン〉—-歴史と詩的想像力の交錯 入子文子 (1)
アメリカ大統領制における対外政策の原型 —-ジョージ・ワシントンからジョン・クインジー・アダムズに至る歴代政権 中嶋啓雄 (23)
外との対話と内での情報管理   —-ケネディ大統領の政策決定 土田宏 (43)
大統領像と戦争権限 大津留 (北川)智恵子 (59)
フランクリン・ローズヴェルトの国家非常事態宣言   —-危機と大統領権限 奥広啓太 (77)
研究論文
家族扶養をめぐるジェンダー・ポリテイクス   —-20世紀初頭の福祉・司法と貧困家庭の関係 後藤千織 (97)
〈文学〉の脱領域   —-A Farewell to Armsにおける翻訳、二重国籍、ハードボイルド 辻秀雄 (115)
リトルト一キョ一の再建?   —-再定住期におけるコミュニティと人種間協調主義 南川文里 (135)
テクノロジーと移民のアメリカニズム   —-スウェーデン系移民社会による軍艦「モニター」とジョン・エリクソンの表象 土田映子 (155)
国吉康雄の奇妙な自画像   —-「日本人アメリカ画家」像をめぐって 菊川雅子 (175)
「アメリカ的平和」の世界化を目指して   —-戦間期アメリカの戦争違法化運動 三牧聖子 (197)
チェイスとモダニティ   —-ロイドの『要心無用』(1923)における時間と運動の表象 長谷川功一 (213)
書評
高光佳絵『アメリカと戦間期の東アジア   —-アジア太平洋国際秩序形成とグローバリゼーション』 滝田賢治 (229)
平体由美『連邦制と社会改革   —-20世紀初頭アメリカ合衆国の児童労働規制』 平田美和子 (235)
村田勝幸『〈アメリカ人〉の境界とラティーノ・エスニシティ   —-「非合法移民問題」の社会文化史』 中川正紀 (241)
第42回年次大会報告 -249
英文要約 -265

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第42号(2008年3月) 特集 核の空間

2008.03.14

特集 核の空間
原爆投下1分後   —-消された残留放射線の影響 高橋博子 (1)
「核」の空間/言語の空間 —-containmentとdeterrenceのレトリック 下河辺美知子(21)
核の世紀とニコラ・テスラのマッドサイエンティスト的想像力 新戸雅章 (43)
ネバダ実験場とヤッカ・マウンテン   —-核の空間構築と人種主義 石山徳子 (57)
核兵器との共存を模索する科学者   —-パグウォッシュ会議における最小限抑止論の受容と米国の科学者の役割、1955-1963年 黒崎 輝 (77)
核上拡散レジームと軍事産業基盤   —-1966年NATO危機をめぐる米英独核・軍事費交渉(1966年3月〜1967年4月) 坂出 健 (99)
冷戦の補綴術   —-核時代における補聴器テクノロジーの言説と表象 三添篤郎 (119)
研究論文
ハワイ戒厳令下のコリアン移民のナショナリズム   —-「敵性外国人」から「友好的外国人」への語りの形成 李 里花 (137)
ハードハットの愛国者たち   —-ニューヨーク建設労働者の日常世界とその揺らぎ 南 修平 (155)
書評
天野   拓『現代アメリカの医療政策と専門家集団』 砂田一郎 (175)
豊田真穂『占領下の女性労働改革   —-保護と平等をめぐって』 佐藤千登勢 (183)
鎌田   遵『「辺境」の抵抗 —-核廃棄物とアメリカ先住民の社会運動』 松永京子 (189)
From   Mahan to Pearl Harbor: Imperial Japanese Navy and the United States Culture Shock and Japanese-American Relations: Historical Essays 三輪公忠 (195)
第41回年次大会報告 -203
英文要約 -221

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第41号(2007年3月) 特集 自然と環境

2007.03.14

特集 自然と環境
読み直される「アメリカ」の場所   —-生態地域主義とポストコロニアリズムの視点から- 山里勝己 (1)
Silent Spring —-“Toxic   Inferno”を下って 沈黙のジェンダー的ルーツを探る 伊藤詔子 (19)
環境「紛争マネジメント」の法システム   —-オレゴン海峡突堤建設計画をめぐる省庁間紛争とその調整過程 及川敬貴 (37)
市場・文化・生態系における水の価値—-アメリカ西部史の事例を越えて 小塩和人 (59)
環境彫刻   —-イサム・ノグチの庭園彫刻とサイト・スペシフィティ(site specifity) 河合正朝 (77)
動物たちの困惑   —-トマス・ピンチョンのポストモダン・エコロジー 波戸岡景太 (93)
カルチャーとビジネスの狭間で   —-デイヴィッド・マス・マスモトとルース・L・オゼキの作品を中心に 松永京子 (113)
研究論文
魔女の物語とインディアン   —-John NealのRachel Dyerとアメリカ(文学)の独立 白川恵子 (133)
研究ノート
日系アメリカ人兵士とヨーロッパ人「戦争花嫁」   —-アメリカン・オリエンタリズムとホワイトネス 中村雅子 (153)
書評
高原秀介著『ウィルソン外交と日本—-理想と現実の間 1913-1921』 西崎文子 (163)
Tsuyoshi   Ishihara, Mark Twain in Japan: The Cultural Reception of   an American Icon 杉山直人 (169)
本田量久著『「アメリカ民主主義」を問う   —-人種問題と討議民主主義』 藤永康政 (175)
岡山裕著『アメリカ二大政党制の確立』 田中きく代 (183)
第40回年次大会報告 -189
英文要約 -203

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第40号(2006年3月) 特集 暴力

2006.03.14

特集 暴力
アメリカ合衆国南部社会における黒人家族の成立過程と暴力――再建期ノースカロライナ州ピードモント地域の人種,階級,ジェンダー 佐々木孝弘 (1)
対抗テロリズム小説は可能か――『マオII』(1991)から『標本的日々』(2005)へ 竹村和子 (19)
ミシシッピのEmmett Till事件と「乾燥の九月」――文化のかたちとしての構造化された暴力 田中久男 (39)
ハリウッドとポスト9.11のアメリカ 吉本光宏 (57)
仮想化の果ての暴力表現   ――『アメリカン・サイコ』をめぐって 小澤英実 (81)
ピンプ・カルカチャー   ――ヒップホップ世代の歪んだマスキュリニティ 金澤智 (99)
研究論文
ライマン・ビーチャーのネイティヴィズム   ――信仰復興と教育による国民統合 山中亜紀 (119)
アメリカ単独主義外交の政治史的起源   ――ジョン・アダムズ政権における米仏同盟解消とその帰結 石川敬史 (139)
西独核保有の不安と米国政府の対応   ――アイゼンハワー政権期 倉科一希 (159)
1935年社会保障法をめぐる政権構想の対抗 中島醸 (177)
書評
Eiichiro Azuma, Between Two Empires: Race, History, and   Transnationalism in Japanese America 阿部小涼 (195)
渡辺靖著   『アフター・アメリカ ――ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>』 川島浩平 (201)
入子文子著   『ホーソーン・」緋文字》・タペストリー』 佐藤光重 (209)
中條献著『歴史の中の人種』 竹本友子 (215)
Rumi Yasutake, Transnational Women’s Activism: The United   States, Japan, and Japanese Immigrant Communities in California, 1859-1920 松原宏之 (221)
第39回年次大会報告 -227
英文要約 -241

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第39号(2005年3月) 特集 メディア

2005.03.14

特集 メディア
アメリカ・ジャーナリズムの変質   ――メディアの巨大化と融合のなかで 藤田博司 (1)
「血染めのシャツ」と人種平等の理念   ――共和党急進派と戦後ジャーナリズム 貴堂嘉之 (21)
ローゼンバーグ事件とアメリカ知識人   ――メディア攻防の背景 前川玲子 (43)
ニュー・メディア,オールド・メディア   ――メディア研究の新しい展開 北野圭介 (63)
「アメリカ」を語ること 吉見俊哉 (85)
研究論文
エマソンの「非連続」的様式と日本におけるその受容 水野達朗 (105)
ニューディール期の第三政党運動   ――失業者党とペンシルヴェニア社会保障連盟を例に 西川賢 (125)
デモクラシーの商人   ――ノーマン・グランツと冷戦期のジャズ 鳥居祐介 (143)
書評
篠原初枝著『戦争の法から平和の法へ   ――戦間期のアメリカ国際法学者』 西岡達裕 (163)
Etsuko Taketani, U.S. Women Writers and the Discourses of Colonialism, 1825-1861 別府惠子 (169)
常山菜穂子著『アメリカン・シェイクスピア   ――初期アメリカ演劇の文化史』 山本秀行 (175)
石山徳子著『米国先住民と核廃棄物   ――環境正義をめぐる闘争』 佐藤円 (181)
Akiko Ochiai, Harvesting Freedom: African American Agrarianism in Civil War Ear South Carolina 上杉忍 (187)
第38回年次大会報告 -195
英文要約 -217

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第38号(2004年3月) 特集 宗教

2004.03.14

特集 宗教

ホデノショニ(イロクォイ)社会の「宗教」 木村武史 (1)
大西洋を渡った精霊たちのその後 風呂本 惇子 (21)
ジョナサン・エドワーズとプロテスタント・アメリカの理念 森本 あんり (41)
アメリカ合衆国のカトリシズムの源流を求めて 木鎌 安雄 (61)
モルモン書と   LDS 教会 ――教会の誕生 平井 康大 (81)
ハワイ島における民間仏教歌伝承   ――欠落をイメージに希求する女性たち ウェルズ 恵子 (103)
アメリカの「見えざる国教」再考 森 孝一 (123)
研究論文 
ニューヨーク市における市政改革とマシーン政治   ――フィオレロ・ラガーディア市政における公務員制度改革を中心に 菅原 和行(141)
女性労働行政の原点   ――アメリカ占領下日本における労働省婦人少年局の設立 豊田 真穂 (159)
イングラム事件   (1947年) 支援活動にみる黒人エリートによるリスペクタビリティの表象 菱田 幸子 (179)
日系アメリカ人のリドレス運動の生成過程 大八木 豪 (199)
「政治言説」   としての小説テクスト ――ジョイ・コガワ, Obasan におけるアクティヴィズム・文学・国家 中村 理香 (219)
第37回年次大会報告 -237

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第37号(2003年3月) 特集 1950年代

2003.03.14

特集 1950年代

大衆文化のなかのアメリカ像   ――『ブロンディ』 からTV映画への覚書 安田 常雄 (1)
戦後パックス・アメリカーナ全盛期のアメリカ経済 河村 哲二 (23)
ジョーゼフ・コーネルの箱と映画   ――1950年代ニューヨークのロマン主義者 加藤 幹郎 (45)
夏への扉   ――アメリカ文学にみる冷戦の詩学 舌津 智之 (65)
誤作動する武器   ――クレメント・グリーンバーグ、文化冷戦、グローバリゼーション 加治屋 健司 (83)
研究ノート 
1950年代のユダヤ系女性作家 大場 昌子 (107)
研究論文 
ロードの感覚、イメージの出来事   ――スティヴン・ショアの写真について 日高 優 (117)
言説としての「人種」/現実としての「人種」――アッピアのデュボイス批判を手がかりに 荻堂 裕司 (137)
ロックフェラー財団と太平洋問題調査会   ――冷戦初期の巨大財団と民間研究団体の協力/緊張関係 佐々木 豊 (157)
パフォーマティヴ・ジェンダーの行方   ――パティ・スミス論 當間 麗 (177)
第36回年次大会報告 -199
英文要約 -221

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第36号(2002年3月) 特集 冷戦以後

2002.03.14

特集 冷戦以後

「冷戦以後」   ――アメリカニズム・グローバリゼーション・ナショナリズム 古矢 旬 (1)
アメリカの経済構造―90年代の特徴― 篠原 総一 (23)
ベトナム症候群のゆくえ   ――敗戦の記憶と冷戦後アメリカの軍事介入政策 松岡 完 (37)
冷戦以後の記憶・語り・アイデンティティ   ――ロバート・オレン・バトラーの『ふしぎな山からの香り』(1992)におけるベトナム難民の表象 鈴木 透 (55)
トランスジェンダーとは   ――その歴史,その可能性 渡部 桃子 (75)
研究論文 
ロジャー・ウィリアムズの孤独   ――規制原理としての分離主義と構成原理としての許容主義 森本 あんり (91)
国吉康雄と文化冷戦   ――戦後アメリカ美術の政治学 小林 剛 (111)
ファンダメンタリストのカトリック観の変化   ――1878年~1918年 山本 貴裕 (131)
米国連邦議会における中国に対する恒久正常通商関係(PNTR)法案成立要因の分析 前嶋 和弘 (151)
聖なる個人と奇蹟論争   ――エマソン的個人主義の源泉について 成田 雅彦 (171)
テロリズム・カルト・文学   ――ドン・デリーロの Mao IIにおける他者の表象 都甲 幸治 (189)
画家キャサリン・シュミットの自画像   ――国吉康雄とのパートナーシップ 星野 睦子 (207)
第35回年次大会報告 -229
英文要約 -251

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第35号(2001年3月) 特集 アメリカのアイデンティティと多文化主義

2001.03.14

特集 アメリカのアイデンティティと多文化主義

ユダヤ系アメリカ文学に描かれたアイデンティティの諸相    ─ディアスポラ・ホロコースト・イスラエル─ 馬場 美奈子(1)
ベトナム系アメリカ文学とアメリカ社会 ─難民から第二世代   “VietnAmerican”へ─ 吉田 美津(21)
国籍離脱者による国民化の裏物語 ─合衆国文学研究の文化批評的自己形成とテレサ・ハッキュン・チャー─ 新田 啓子(39)
多文化主義と統合主義 ―思想史的考察― 神定 修一(59)
研究論文
「別世界」としてのケープコッド ─ソローが地の果てに見たもの─ 藤岡 伸子(79)
奴隷体験記における個人の物語と集団の歴史 ─ハリエット・A・ジェイコブズの『ある奴隷女の人生の出来事』─ 西本 あづさ(97)
女性の声の政治学 ─トリン・T・ミンハ映画作品における差異と移動の戦略─ 川口 恵子(115)
「正義」と「慈愛」 ─講和後の戦犯釈放と日米関係─ 日暮 吉延(135)
研究ノート
Alice   Bacon の In the Land of the Gods にみる日本像 ─「おとぎ話」が語る日露戦争─ 砂田恵理加(155)
第34回年次大会報告 -167
英文要約 -189

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第34号(2000年3月) 特集 グローバリゼーションとアメリカ

2000.03.14

 

特集 グローバリゼーションとアメリカ

グローバリゼーションとアメリカニゼーション

金子 勝(1)
アメリカ文化使節としてのベースボール ―19世紀におけるアメリカ国技世界進出の試み 小澤 英二(17)
アメリカによる経済グローバル化の歴史的前提 ―互恵通称協定法からGATTへ― 鹿野 忠生(35)
グローバリズムとアメリカ民主主義 ―グローバル化時代の国家、社会、市場― 湯浅 成大(53)
グローバル化の中の日米初等教育システム  ―新しい共生への模索― 恒吉 僚子(71)
Home Is   Where the Tongue Is  ―リービ英雄と水村美苗の越境と言語― 吉原 真里(87)
研究論文
第二次世界大戦期のハワイにおける軍隊と性 ―ホテル・ストリートの繁盛が意味するもの― 島田 法子(105)
詩人と南北戦争 ―定期刊行物に見る戦争詩とエミリ・ディキンソン― 金澤 淳子(123)
アパラチアにおける孤立と貧困の関係 ―通勤の広域化の意味を中心に― 加藤 一誠(141)
アメリカにおける初期精神医療と家庭小説 鈴木淑美(135)
都市「過密」問題の解決―――都市計画形成期における「ゾーン・システム」導入に関する一考察 宮田 伊知郎(159)
「完璧な複製を追って ―トーキー映画の開発と普及をめぐる文化環境― 篠儀 直子(177)
「滅びゆくインディアン」から「レッド・アトランティス」へ ―1920年代のニューメキシコ州プエブロと先住民政策改革運動― 水野 由美子(193)
日系アメリカ人強制収容所における新聞発行政策1942~1943 ―収容所管理当局の基本的政策、およびその意図と運用― 水野 剛也(211)
第33回年次大会報告 -229
英文要約 -249

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第33号(1999年3月) 特集 20世紀とアメリカ

1999.03.14

特集 20世紀とアメリカ
米国のヘゲモニーの現状と「アメリカの世紀」論 菅 英輝(1)
新しい経済史から社会科学的歴史へ ―20世紀アメリカと経済史学の進化― 秋元英一(19)
戦争とジェンダー ―ベトナム戦争とアメリカ社会― 白井洋子(37)
20世紀アメリカ民主政と政治制度をめぐる権力対立 中野博文(59)
研究論文
狭間の視線 ─メアリ・ヘイスティングス・ブラッドリー&ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア母娘に見るpassingの政治学 小谷真理(79)
ジェファソン政権の中立政策に対するフェデラリストの対応、1805-1806年 上村直樹(97)
牧師から講演者へ ―エマソンの説教を中心とした考察 高梨良夫(115)
アメリカにおける初期精神医療と家庭小説 鈴木淑美(135)
人権隔離制度と州権をめぐる南部白人リベラル間の対立 ―南部ヒューマンウェルフェア会議成立過程と1938年大会の再検討 細谷典子(151)
「すわり込み」から『ポートヒューロン宣言へ』 ─ニューレフト運動の形成に関する一考察(1960-1962年) 梅崎 透(171)
自伝と<少数者> ─ヘンリー・ミラーと「女性への生成変化」という問題 金澤 智(191)
消費の物語としての『イノセンツ・アブロード』 ─19世紀後半のアメリカにおける消費の拡大とマーク・トウェイン- 石原 剛(209)
第32回年次大会報告 -227
英文要約 -245

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第32号(1998年) 特集 階級とアメリカ社会

1998.03.14

特集 階級とアメリカ社会

冷戦と労資の合意 ―労働者階級の中産階級化についての一考察― 庄司啓一(1)
バミング、スラミング、マックレイキング ―アメリカ文学における階級のリプリゼンテイション― 村山淳彦(19)
世紀転換期ボストン社会の階級とジェンダー ―階級間交流での女性の保守性に関する一考察― 川島浩平(41)
人種平等と能力主義の相剋 ―南北戦争後のマサチューセッツ州における公民権法の制定と黒人「エリート」― 大森一輝(57)
研究論文
アスター・プレイスの騒乱とハーマン・メルヴィル 野間正二(75)
モンロー・ドクトリン宣言とその「ロシア要因」 中嶋啓雄(95)
1986年移民法(IRCA)審議過程における「非合法移民問題」の形成と展開 村田勝幸(111)
初期ピューリタン植民地における想像力・身体・性差の境界    ―アン・ハッチンソンの裁判をめぐって― 荒木純子(127)
19世紀アメリカにおける「田園墓地」運動    ―アメリカの「聖地」の創造― 黒沢眞里子(145)
第31回年次大会報告 -163
英文要約 -187
総目次 -201

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第31号(1997年) 特集 アメリカの社会運動

1997.03.14

特集 アメリカの社会運動
ジョナサン・エドワーズと「大覚醒」 大西 直樹
革新主義期アメリカにおける安全運動と移民労働者 ―セイフティ・マンによる「安全の福音」伝道― 上野 継義
アメリカのテレビ・コマーシャルと女性運動 ―フェミニン・ミスティークは消えたか― 有馬 哲夫
ボストン・スクール・バスィング論争再訪 川島 正樹
第二次大戦期の合衆国における総動員体制と女性労働 佐藤 千登勢
研究ノート
高齢女性連盟(The   Older Women’s League)の活動 石澤 なおこ
研究論文
ジョージ・W・ポールと「大西洋パートナーシップ」構想 ―イギリスのEEC加盟問題を中心に― 小島 かおる
遊歩者としてのホイットマン 山内 彰
文化としての両性具有 ―北米インディアン(zuni/crow)における両儀的性役割の考察― 牧田 満知子
研究ノート
ファンダメンタリズムの教育裁判戦略 ―「世俗ヒューマニズム」の周辺― 土田 映子
父の行方をめぐって ―モナ・シンプソンのThe Lost Fatherに関する一考察― 畔柳 和代
アジア系アメリカ人学生のアイデンティティの多様性 ―プリンストン大学における調査― 武田 興欣
第30回年次大会報告

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第30号(1996年) 特集 アメリカとアジア

1996.03.14

特集 アメリカとアジア
アメリカのアジア政策 ―クリントン政権を中心に― 宮里 政玄
日系人にとっての戦後50年 飯野 正子
アメリカの貿易政策とアジア 長尾 悟
1958年インドネシアの反乱とアメリカの干渉 寺地 功次
李承晩政権とアメリカ ―冷戦の変容と代替勢力の模索― 李 鐘元
フィリピン通商法の成立過程 ―米国のフィリピン非植民地化政策の経済的枠組み― 伊藤 裕子
一世の母と二世の娘 ―ヒサエ・ヤマモトの短編における沈黙と母娘関係― 杉山 直子
オリエンタリズムの修正・家庭性の再構築 ―パール・バックの『大地』における権威とジェンダー― 吉原 真理
多民族多文化共存考 ―アジアとアメリカを中心に― 山内 昌之
研究論文
中国におけるアメリカ的行動原理の台頭 ―第一次門戸開放通牒の一解釈― 杉田 米行
回心体験をめぐる信仰至上主義と救済準備主義 ―ジョン・コットンとアンチノミアン論争― 小倉 いずみ
ヌエボ・トラト(El   Nuevo Trato) ―プエルトリコにおけるニューディール― 阿部 小涼
映画スター早川雪洲 ―草創期ハリウッドと日本人― 宮尾 大輔
研究ノート
ヘンリー・アダムズと女性 ―「女性の原始的権利」、『デモクラシー』、『エスター』と彼の女性観― 米山 美穂
第29回年次大会報告

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第29号(1995年) 特集 家族・子供・教育

1995.03.14

特集 家族・子供・教育

19世紀初期の米国における出生率低下とその原因 安場 保吉
家庭=パラダイスへの挑戦 ―ケイト・ショパンと身体/性― 瀧田 佳子
母のない子の子守歌 ―『ジャズ』における家族の再生― 吉田 迪子
『精選マクガフィー読本』にみる19世紀アメリカの学校教育の歴史 藤本 茂生
子どもの発見 ―G・スタンレー・ホールの「児童研究」をめぐって― 朝日 由紀子
占領期日本における女子高等教育制度の改革とアメリカの女子教育者たち 上村 千賀子
現代アメリカ都市教育政策の基本課題 ―多文化教育・分権化・財政再建― 坪井 由実
アメリカにおける家族と法と親と子 西川 理恵子
アメリカの対日占領政策における民法改正 ―女性の法的地位をめぐって― 土屋(森口)由香
研究論文
「帰化不能外人」の創造 ―1882年排華移民法制定過程― 貴堂 嘉之
太平洋問題調査会とアメリカ知識人 ―「調査シリーズ」の「非党派的客観性」を巡る論争(1937-1939)を中心に― 佐々木 豊
研究ノート
多様性と調和 ―H.M.カレンの文化多元主義― 内田 綾子
工場制度成立期におけるローウェルの女工たち ―その生活と労働― 久田 由佳子
第28回年次大会報告

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第28号(1994年) 特集 都市と郊外

1994.03.14

特集 都市と郊外
アメリカ政治における都市と郊外 阿部 斉
見えないサンフランシスコ ―フランク・ノリスの都市描写について― 折島 正司
郊外化とアメリカ中産階級 竹田 有
19世紀フィラデルフィアにおける都市発展の諸局面 鵜月 裕典
郊外ミドル景観の創始と変容 ―戦後の郊外化― 杉浦 章介
研究論文
世紀転換期のアメリカ女性をとりまく労働文化 ―労働の場とジェンダー― 大辻 千恵子
1920年代におけるフォードの黒人観 ―理想主義から現実肯定主義へ― 樋口 映美
南部民主党の「保守革命」路線 ―DLCの前史としての「ロブ革命」― 松岡 泰
A Philosopher and America: Santayana as a   Cultural Critic Yoji Sawairi
研究ノート
W.J.キャッシュはなぜ蘇ったか ―『南部の精神』出版50年と南部の変遷― 谷中 寿子
第27回年次大会報告

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第27号(1993年) 特集 ヨーロッパの革命とアメリカ

1993.03.14

特集 ヨーロッパの革命とアメリカ

不在の革命―晩年のベンジャミン・フランクリンとフランス革命

林 以知郎

ニューヨーク市の共和国祭典と七月革命

安武 秀岳

ロシア革命とウィルソン主義

草間 秀三郎

“Arms”から”Palms”へ ―『野生の棕櫚』における『武器よさらば』と第一次大戦の影響―

林 文代

フランス革命とアメリカ建国初期におけるフェデラリスツ

肥後本 芳男

研究論文

バックベイ地区におけるボストン上流社会の再編成、1850-1932

川島 浩平

モラリティとアメリカ外交 ―ジョージ・F・ケナンの「現実主義」―

寺地 功次

占領後期におけるアメリカ人の対日意識 ―1950年の国会代表団訪米に対する反応を手がかりとして―

千葉 浩美

「沈黙」と「語ること」 ―日系女性作家における母-娘関係のテーマ―

小林 富久子

日系アメリカ人におけるエスニシティ再生とアメリカ化

竹沢 泰子

研究ノート

アメリカにおける英語公用語化への動き─ 「核」と「異質」の緊張関係の中で―

片桐 康宏

第26回年次大会報告

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第26号(1992年) 特集 アメリカー西半球の中でー

1992.03.14

特集 アメリカ-西半球の中で-

アングロ・アメリカ植民地とラテン・アメリカ植民地の比較史

宮野 啓二

北米先住民のみた「新世界」 ―17世紀初期の先住民社会とキリスト教布教活動―

白井 洋子

「アメリカ」黒人奴隷制研究と奴隷制の女性史

西出 敬一

1911年カナダ総選挙の歴史的意義 ―米加互恵協定、海軍創設問題とカナダ内政―

木村 和男

米国の冷戦外交とラテンアメリカの革命 ―ボリビア革命とグァテマラ革命の比較―

上村 直樹

オフ・ブロードウェイの「共和国」

荒 このみ

「ディレーノ・ストライキ」に見られるチカーノのアイデンティティ

中川 正紀

西半球における宗教の政治化現象 ―「解放の神学」と「新宗教右翼」―

森 孝一

研究論文

Recovering Dreiser’s Criticism   of Capitalism

Kiyohiko Murayama

New Englandユs Buried Life: The   Transcendental Spirit in Hawthorne’s The House of the Seven Gables

Masahiko Narita

対中強硬政策形成への道――アイゼンハワー・ダレスと中国・台湾、1953-1955――

湯浅 成大

現代アメリカ都市圏の新しい公共空間――ショッピングセンターは「コミュニティ」か?――

小塩 和人

第26回年次大会報告

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第25号(1991年3月) 特集 アメリカ文化と不寛容

1991.03.14

特集 アメリカ文化と不寛容

ヘンリー・ジェイムズにおける不寛容

行方 昭夫(1)

スコープス裁判と1920年代の不寛容

常松 洋(21)

Saul Bellow and Dangling Man:   From a Failure of Nerve to a Closing of an American Mind

Hiroshi Narasaki(39)

非米活動委員会とハリウッド――1947年ハリウッド聴聞会の意味

島田 真杉(63)

ユダヤ系アメリカ人社会における言論の「自由規制」

河野 徹(83)

民主党の再生

藤本 一美(105)

現代アメリカ文化とマイノリティの教育――「文化剥奪」から文化民主主義へ

中村(笹本)雅子(123)

シングル・イシュー政治の排他性――中絶をめぐる市民運動の性格

大津留智恵子(143)

移民の国アメリカの「寛容性」――1986年移民法と不法移民

小代 有希子(161)

研究論文

ピーター・ヴァン・シャークとアメリカ共和国――アメリカ独立革命におけるロイヤリズムの一考察

肥後本 芳男(179)

1941年ソヴィエト援助決定と戦時体制設立期の合衆国の政治構造

中野博文(201)

特別寄稿

Reconceiving the Concept of   Frontier: From Geography to Cultural Contact

Annette Kolodny(219)

第24回年次大会報告

英文要約

-245

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第24号(1990年3月) 特集 アメリカが衰退を感じる時

1990.03.14

特集 アメリカが衰退を感じる時

アメリカの後退

馬場 宏二(1)

Increase Mather and the   Reforming Synod of 1679

Naoki Onishi(23)

1930年代とアメリカ知識人の挫折―――ラディカル・ビジョンの崩壊

前川 玲子(41)

女らしさの神話の衰退と崩壊―――1960年代アメリカの女性観の変遷

國信 潤子(62)

失われた聖戦―――1980年代アメリカにおけるヴェトナム、グレナダ、第二次大戦

生井 英考(81)

銀行法改正に見るアメリカ議会と利益団体政治

草野 厚(101)

研究論文

マサチュセッツ州19世紀中葉の外国人貧民政策―――外国人被救済貧民委員会の考察を中心に

田中 きく代(122)

家政学運動と女性の家庭的役割―――アメリカ女性史の視点から

竹俣 初美(143)

ヴァン・ワイク・ブルックスの「進歩主義」批判

菅原 文彦(163)

特別講演

Linda K. Kerber(181)

第23回年次大会報告

-193

英文要約

-205

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第23号(1989年3月) 特集 アメリカン・ヒロイン

1989.03.14

会長講演 アメリカ研究の課題と展望

本間 長世(1)

特集 アメリカン・ヒロイン

「声」を持った女たち――19世紀小説の女性像の一考察――

佐藤 宏子(21)

異教徒に捧げる祈り――宣教師という名のヒロインたち――

小檜山 ルイ(39)

移民の母と娘――「アメリカ化」をめぐって――

松本 悠子(62)

女性労働運動にみる階級と性――革新主義期におけるNWTULの活動より――

羽鳥 修(82)

処女と妖婦を超えて――1930年代アメリカ映画のヒロイン像――

能登路 雅子(100)

オコナー最高裁判事の「保守思想」

上坂 昇(122)

現代アメリカ黒人女性文学におけるアイデンティティと性――トニ・モリソンを中心に――

浦川 直子(140)

研究ノート

西部州知事組織の活動を通して見た二十世紀西部の歴史的展開

小塩和人(156)

アフロアメリカ研究の最近の動向―――アフロセントリック理念からの文化論を中心に

竹沢 泰子(165)

第22回年次大会報告

-175

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第22号(1988年3月) 特集 世紀末

1988.03.14

特集 世紀末

ヘンリー・アダムズの世紀末――歴史の科学に向かって――

松山 信直(1)

イグネイシアス・ドネリーの世界再考

平野 孝(14)

ターナーとミューア――西部開拓と自然保護

岡田 泰男(33)

19世紀末から20世紀初頭におけるアメリカ合衆国の対外通貨政策

須藤 功(52)

ジョサイア・ストロングにとっての世紀末

森 孝一(71)

1893年シカゴ博のミッドウェイ――ファーストフード・レストランのデザインの文化史的起源

奥出 直人(89)

研究論文

Of Plymouth Plantation: The Function of Typology

大西 直樹(113)

ジェイムズ研究再考――ブルックスとマシーセンのジェイムズ評価をめぐって

前川 玲子(131)

経済援助をめぐるMSA交渉――その虚像と実像――

安原 洋子(152)

Frontier Children: Childhood Experiences in Kansas, 1860-1900

高橋 裕子(170)

特別講演要旨

Stanley N. Katz(192)

第21回年次大会報告

-195

英文要約

-209

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