特集 ゆらぐアメリカの自画像 | |
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新大陸における「帝国」の残滓──1812年戦争期の「親英勢力」とアメリカの自画像── | 遠藤寛文(1) |
愛国心,男らしさ,米西戦争をめぐる黒人知識人の言説──サットン・E・グリッグスの描く国家/地域/自画像── | 奥田暁代(21) |
オバマ政権の介入政策における「アメリカ例外主義」──不安定な世界におけるアメリカの自画像の再構築── | 草野大希(45) |
「欧州国家」アメリカの自画像──冷戦終結期の米欧関係とG・H・W・ブッシュ外交の基調── | 志田淳二郎(67) |
「アメリカの過去」と歴史叙述のグローバル化──アメリカ史研究の現在── | 中野耕太郎(91) |
揺れ動くアメリカの市民像──リチャード・ホフスタッターとヘンリ・アダムズの歴史観をめぐって── | 中野博文(117) |
国民文学創生と文化的覇権闘争──セジウィックの 『リンウッド家』における建国の地政学── | 若林麻希子(139) |
自由論文 | |
愛国の響き──ティモシー・ドワイトの詩『グリーンフィールド・ヒル』(1794年) 第四部 「ピークォッド族の壊滅」を読む── | 小泉由美子(161) |
「イクメン」の誕生と新自由主義──20世紀後半アメリカにおける白人中流階級の父親の表象について── | 関口洋平(183) |
伝記テクストにおける女性市民の形成──セアラ・ヘイル 『女性の記録』 の家庭的歴史の語り── | 増田久美子(205) |
書評 | |
南修平著『アメリカを創る男たち──ニューヨーク建設労働者の生活世界と「愛国主義」』 | 横山良(229) |
第50回年次大会報告 | -235 |
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