『アメリカ研究』第59号「自由投稿論文」募集のお知らせ
2024.04.30 年報アメリカ研究
学会機関誌『アメリカ研究』(年報)は 2025年3月に第59号を刊行する予定です。会員諸氏の積極的な投稿をお待ちしております。
1. 内 容 アメリカ研究に関する未発表論文。前年度『アメリカ研究』もしくは『英文ジャーナル』に論文が掲載された方は,本年度の投稿をご遠慮ください。また,同じ年度に,あるいは年度をまたいで『アメリカ研究』と『英文ジャーナル』の双方に投稿することはできません。これはなるべく多くの会員に発表の機会を提供するためです。
2. 枚 数 論文は 33 字×34 行のレイアウトで 19ページ以内(註を含む)。
執筆要項は学会ホームページを参照のこと。
3. 原稿締め切り 2024 年 8月31日(土)
4. 提 出 投稿希望者は 2024 年 6 月末日までに,学会ホームページの「お問い合わせ・応募」フォームより年報編集委員会宛に「論文題目」をお送りください。論文原稿は電子ファイルによる提出となります。
年報編集委員会
『アメリカ研究』第59号「特集論文」募集のお知らせ
2024.04.30 年報アメリカ研究
『アメリカ研究』第59号の特集テーマは,「アメリカとアジア2.0」です。趣意は以下の通りです。
第 30 号(1996年)で「アメリカとアジア」を特集して以降、アメリカもアジアも、そしてその関係も大きく変化してきた。2000 年代以降の中国の台頭はめざましく、とりわけ2012 年秋に習近平政権が登場すると、南シナ海における実力による現状変更の動きを強め、一帯一路構想、アジアインフラ投資銀行を設立するなど現行国際秩序に挑戦するかのような様相を呈している。オバマ政権はアメリカを「太平洋国家」と位置づけ、東アジア、特に東南アジア諸国における多国間対話へのコミットメントを高めた。そして、中国に対しては自国の地位に全面的に挑戦する中国という認識が定着し、米中の競争関係は激化した。中国の要求は現行国際秩序の破壊ではなく、その枠内での修正であると見られているが、それは西側の既得権益、とりわけ米国のそれを損なう側面を持つ。
文学・文化の領域において、これまで多くのアジア系アメリカ作家や芸術家が論じられてきたが、中国の台頭が進む現代、アジアとアメリカの文化的力学には以前と異なる点もあるだろう。中国以外でも、たとえばインドやインドネシアなどの、いわゆるグローバルサウスと呼ばれるアジア地域の台頭は、アジア系アメリカ文学・文化の表象に何らかの変化をもたらしているのかもしれない。また、アジアとアメリカについて考える際、アメリカと敵対/同盟する国家間の関係性だけでなく、日本でいえば、沖縄、広島、長崎のように、政治に翻弄されてきた地域の歴史や文化を改めて見直すことも必要であろう。アジアでは不可視な存在をアメリカとの関係を介して可視化すること、あるいは忘却の彼方に葬り去られた出来事やテキストを改めて堀り起こす作業は、ともすれば過去が軽視される新自由主義の時代において、重要な営みのように思える。
米国内ではブラック・ライブズ・マターが注目を浴びる一方、パンデミック下でのアジア系への差別が顕在化している。米国社会のマイノリティであると同時にセトラーでもあるアジア系の立ち位置はアファーマティブ・アクションにおいても独特なものとなっている。そこで次号の特集テーマを「アメリカとアジア 2.0」とし、上記のように更新されたアメリカとアジアの関係を意識した論考を募集する。経済、歴史、法律、政治外交、文化、文学などの幅広い分野からの積極的な投稿を期待したい。
「特集論文」に応募希望の会員は,2024 年 6 月末日までに,氏名・所属・論文題目および構想・資料などの説明(400字程度)を学会ホームページの「お問い合わせ・応募」フォームより年報編集委員会宛にお申し込み下さい。その際、上記フォームの「お問い合わせ内容」欄に「『アメリカ研究』特集応募」と明記してください。
執筆要項は学会ウェブサイトを参照のこと。
原稿締め切りは 2024年8月31日(土)とします。
年報編集委員会
第3回「人文社会科学系研究者の男女共同参画実態調査」のメンバー募集
2024.12.14 お知らせ,新着情報,その他
アメリカ学会が加盟する人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会(通称:ギース) より以下の募集がありましたので、お知らせいたします。
ギースでは5年に1度、実態調査を行い、関係省庁への要望や政策提言を行っています。第3回の実態調査を2028年に行う予定です。この調査に参加してくださる方を募集します。第3回調査においても、第2回調査と同様に科研費の取得を目指します。また、調査に関わられた方は、学術的な分析や研究発表も行うことも可能です。人文社会科学系分野の現状や課題に興味のある方、男女共同参画の実態調査の関心のある方、ギースで他分野の方たちと共同研究をしたい方、政策提言に向けて調査設計の支援をしてくださる方は、ぜひご参加ください。
2025年1月末日までに、ギース事務局までご連絡ください。
第1回・第2回調査報告書、要望書等をギースのトップページから、ご覧いただけます。
その他、詳細はこちらからご覧ください。
No.35 (2024) Voices
2024.12.07 英文ジャーナル
1. Editor’s Introduction
5. Yukako HISADA, Recovering Voices from Lowell, Massachusetts in the 1830s: Women Workers’ Strikes, Antislavery Petitions, and Anti-Abolition Mobs
23. Junko MIURA, Mexican Laborers, American Workers, and New Deal Socioeconomic Politics: The San Antonio Pecan Shellers Strike of 1938
47. Takeya MIZUNO, Real Voices or Government Mouthpieces? U.S. Propaganda Efforts to Use Japanese Americans in World War II Camps
71. Ryoichi YAMANE, Voices That Matter: Walker Percy’s Semiotic Masculinity in The Moviegoer
95. Keiko WELLS, Voices of Two Little Girls Blue: Janis Joplin, Nina Simone, and the Blues
129. Yohei SEKIGUCHI, Whispering without Sound: Patriarchal Historiography of Women’s Reproduction and Herstories in The Cider House Rules and The Handmaid’s Tale
149. English-Language Works by JAAS Members 2022
ASA(2025) 報告者募集(日本国内・留学中の大学院生)
2024.11.26 国際,お知らせ,新着情報
このたびアメリカ学会では、2025年度American Studies Association 年次大会(2025年11月20日~23日、プエルトリコ・サンフアン)にて、JAAS-ASA Sponsored Panelを開催することになりました。本制度による報告を希望する日本国内・留学中の大学院生の方は積極的にご応募ください。詳細はこちらのファイルをご覧ください。
共立女子大学 専任教員公募のお知らせ
2024.11.21 お知らせ,新着情報,その他
第52回中・四国アメリカ学会年次大会開催
2024.11.14 お知らせ,新着情報,その他
11月23日(土)に中・四国アメリカ学会は就実大学で第52回年次大会を開催いたします。今回の大会では、先の大統領選挙を視野に入れ、シンポジウム「2024年大統領選挙の底流――社会的分断と抗争の深層を読み解く」を企画しております。古矢旬先生と石山徳子先生に特別講師としてご参加いただく予定です。中・四国アメリカ学会の会員以外の方でもご参加いただけます。レジメの準備がございますので、会員以外の方でご参加を希望される場合は、11月20日(水)の正午までに、中・四国アメリカ学会事務局の山本貴裕(tk-yama@hue.ac.jp)までご連絡ください。詳細については、次のリンクをクリックしてご確認いただければ幸いに存じます。https://csame.hiroshima-u.ac.jp/nenjitaikai.html
海外渡航奨励金案内2024年度後期
2024.11.11 お知らせ,国際,新着情報
このたびアメリカ学会では、国外での学会やシンポジウムにて発表する方を対象に、以下の要領で海外渡航奨励金を支給することになりました。本制度による給付を希望する方は積極的にご応募ください。なお、今回(後期)の応募対象は、2025年3月~7月に開催される学会です。2025年8月~2026年2月開催の学会については、2025年度前期(6月募集)の対象となります。詳細はこちらのファイルをご覧ください。
OAH 年次大会(2025)への参加費用補助のご案内
2024.11.11 お知らせ,国際,新着情報
2025年4月3日から4月6日まで、シカゴ(Sheraton Grand Chicago Riverwalk)においてOrganization of American Historiansの年次大会が開催されます。アメリカ留学中の大学院生会員の皆様には、この学会の旅費および宿泊費が補助される制度があります。本制度による給付を希望される方は積極的にご応募ください。詳細はこちらのファイルをご覧ください。
第59回年次大会自由論題報告募集のお知らせ
2024.09.19 お知らせ,新着情報,年次大会
第59回年次大会は、2025年5月31日(土)、6月1日(日)に、北海道大学で開催いたします。つきましては自由論題報告を下記の通り募集いたします。応募はアメリカ学会ホームページの「お問い合わせ・応募」欄から、年次大会企画委員会あてにPDFファイルにて、件名を「自由論題報告申し込み」として、締切日までにお申し込みください。
1.「自由論題報告申し込み」(締切日:2024年11月15日)
- 申し込み
1)報告者氏名・所属;2)報告タイトル;3)報告内容(和文1,500字程度、英文800語程度);4)キーワード5つを記載のこと。報告タイトル・内容は、発表言語に準ずることとします。報告内容は未発表のものとします。すべての応募について審査を行い、結果は1月上旬までにお知らせいたします。なお、提出された報告内容については、受理後の変更はできません。
- 応募資格
自由論題での報告は、海外在住者(下を参照)を除き、会員のみとします。非会員による申し込みは、締め切り日までに入会手続きを行っている場合のみ暫定的に受理し、入会が認められ、会費納入が確認された時点で正式受理とします。
*自由論題報告は2年連続でできますが、3年連続ではできません。
<海外在住の非会員>第52回年次大会より、海外在住者(国籍不問)は、非会員でも自由論題発表が一回にかぎり認められることになりました。ただし、報告にあたっては、大会参加費(8,000円)の支払いが必要となります。支払方法については、報告が認められた際に通知いたします。なお、支払われた参加費は、いかなる理由においても返金いたしません。
III. 報告にあたり
報告決定者は2025年5月10日までに、フルペーパー(和文の場合は8,000字~12,000字、英文の場合は5,000~7,500 words程度)を提出していただきます。提出されたペーパーはパスワード化し、学会ホームページにて学会員のみ閲覧・ダウンロードできるようにいたします。
年次大会企画委員会
奈良女子大学 専任教員公募のお知らせ
2024.08.31 お知らせ,新着情報,その他
奈良女子大学では専任教員(英米文学、英語学・言語学、対照言語学、比較文化学あるいは英語教育学関連分野)を公募しています。
応募締切:2024 年 10 月 31 日(木)必着
職位:准教授または講師
エントリー追記事項:https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124081765
受け入れ大学募集開始:2025年度 米国人フルブライト招へい講師プログラム
2024.08.28 お知らせ,新着情報,その他
この度、日米教育委員会が実施している 「2025年度 米国人フルブライト招へい講師プログラム」 の受け入れ大学の募集を開始いたしました。
日本の大学で講義を行う米国人を招へいし、日本人学生を対象とした専門分野(人文・社会科学のみ)の講義を通して、学生のアメリカ文化・社会に対する理解を深めることを目的としております。研究のために外国から研究者を招へいする人物交流プログラムは多々ありますが、教育を通して日米の相互理解を深めるという「講師計画」のユニークな貢献は他に類を見ないものです。
2025年度に講師を招へいするご希望がありましたら、下記リンクよりウェブサイトをご確認いただき、ご意向をオンライン回答フォームにてお知らせください。
◆詳細:https://www.fulbright.jp/scholarship/host_institutions.html
◆募集要項:https://www.fulbright.jp/forms/grantus/forms/vl_boshu_2025.pdf
◆過去の招へい講師リスト:https://www.fulbright.jp/scholarship/grantee.html
◆オンライン回答フォーム:https://forms.office.com/r/UC28mEvUGJ
応募締切:2024年 10月 31日(木)
お問い合わせ先:日米教育委員会 フルブライト交流部(https://www.fulbright.jp/contact/)
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