年報『アメリカ研究』執筆要項

1.原稿の作成・提出

1) 原稿は原則としてワープロ原稿とする。原稿はA4サイズの用紙に1行33字、34行のレイアウトで提出する。
2) 論文の長さは、註も含め、上のレイアウトで19ページ以内とする。
3) 図表・写真がある場合も、上記のページ数に収めることとする。
4) ファイルの形式は、マイクロソフト・ワード形式、一太郎形式、あるいはテキスト・ファイル形式のいずれかとする。

2.英文レジュメ

審査合格後、500語以内の英文レジュメの印刷原稿とファイルを提出する。英文はネイティブ・チェックを受けたものを提出する。

3.見出しの形式

1) 論文の章、節などの見出しは左寄せとし、統一した形式を用いる。
2) 章の見出しにはアラビア数字で番号をふる。節の見出しは括弧付きのアラビア数字とする。数字のあとにはピリオドは打たない。なお、「はじめに」、「おわりに」などには番号をふらないこととする。

4.引用文・本文中の原語表記

1) 可能な限り引用文にも和訳したものを用いる。但し,文体を論じたりする場合は、この限りではない。
2) 一般化していない固有名詞、論文中でキーワードとなるような用語については、原則として、初出の際に丸括弧で原語表記を示す。

5. 註

1) 通し番号は、1), 2)のように付け、本文の末尾につける(エンドノート)。なお,引用文の出典の表記は、おおむね以下の規則に従う。
2) 単行本の場合--最初の引用について

i. 著者名、編著者名  編著者名は、著者名と同様、例(2)のように書名の前に示し、ed.またはeds.をつける。但し、特定の作家の作品集などで書名から著者名がわかる場合は、例(3)のように著者名を省略し編著者名は下記の規則に従い書名のあとに示す。日本語文献の場合も、例(6)のように編著者名は書名の前に示す。
ii. 論文名(論文集などの場合)  日本語論文の場合は「 」の中に、欧文の論文の場合には” “の中に入れて示す。
iii. 書名  かならずタイトルページから引用する。日本語の本は『 』の中に入れ、欧文の書名はイタリックにするか下線を施す。
iv. 編著者名または翻訳者名  著者名、書名のあとに編著者または翻訳者を示す必要がある場合は、例(4)のようにそれぞれの前にed.またはtrans.をつける。
v. 出版地、出版社名、発行年  丸括弧に入れる。出版地と出版社名をコロン(:)で区切り、出版社名と発行年の間をカンマ(, )で区切る。日本語の単行本の場合は出版地は省略する。なお、その使用書物が初版ではなく、かつ初版出版年を明らかにしたい場合には、初版出版年をカギ括弧に入れ、次に使用書物の出版地、出版社名、出版年を記す。
vi. 巻の番号  2巻以上の書物の場合は、ローマ数字の大文字で巻番号を示し、次にページ番号をアラビア数字で記す。
vii. ページ番号  アラビア数字で記し、p., pp.は付けない。
viii. 複数文献の引用  同一の註に複数の引用文献を記すときには、それぞれの間にセミコロン(;)を付して前の文献と区別する。

例 (1) Edward L. Ayers, The Promise of the New South: Life after Reconstruction (New York: Oxford University Press, 1992), 148. (2) Lloyd C. Gardner and Ted Gittinger, eds., International Perspectives on Vietnam (College Station: Texas A & M University Press, 2000), 176-185. (3) The Writings of Henry David Thoreau, ed. Bradford Torrey and Francis H. Allen ([1906], New York: Dover, 1962), II, 190. (4) Joannes Cainus, Of English Dogs, trans. Abraham Fleming (1576) in An English Garner, ed. Edward Albert (Oxford: Oxford University Press, 1877-83), III, 213-268. (5) Steven Hahn, “The ‘Un-Making’ of the Southern Yeomanry: The Transformation of the Georgia Upcountry, 1860-1890,” in Steven Hahn and Jonathan Prude, eds., The Countryside in the Age of Capitalist Transformation: Essays in the Social History of Rural America (Chapel Hill: University of North Carolina Press, 1985), 185-186. (6) 菅英輝『米ソ冷戦とアメリカのアジア政策』(ミネルヴァ書房, 1992年), 81; 西崎文子『アメリカ冷戦戦略と国連』 (東京大学出版会, 1992年), 117; 中野聡「植民地からの移民フィリピン系移民排斥運動と独立問題」, 本田創造編『アメリカ社会史の世界』 (三省堂, 1989年), 370-371.

3) 定期刊行物の場合--最初の引用について i. 著者名 ii. 論文・記事などの題名 iii. 定期刊行物の名称  欧文のものはイタリックにするか下線を施す。 iv. 巻番号  アラビア数字またはローマ数字の大文字を用いる。新聞などは巻番号をつけずに完全な日付を記せばよい。 v. 号番号,「秋季号」などの名称  ページが各号別につけられている場合のみに記す。ページが巻ごとの通しページになっていて誤解の余地のないものについては、号番号は省略する。 vi. 発行年度  丸括弧に入れる。 vii. ページ番号  アラビア数字で記し、p., pp.は付けない。

例 (7) R. S. Crane,”Cleanth Brooks,” Modern Philology, XLV (1948),227. (8) William Bridgewater,”Who Writes on the Campus?”Saturday Review of Literature, June 15,1944. (9) New York Times, September 18,1992. (10) Michael W. Fitzgerald, “Radical Republicanism and the White Yeomanry during Alabama Reconstruction,” Journal of Southern History, 54 (November 1988), 565-566. (11) 宮野啓二「アングロ・アメリカ植民地とラテン・アメリカ植民地の比較史」『アメリカ研究』26 (1992年), 3-5.

4) ニ度目以降の引用  直前の註に引用されている文献は、Ibid.(イタリック体にしない)または同上と省略できる。ページ番号が入る場合は、Ibid., 25、同書, 25.のようにする。または著者の姓、ページ番号の順にコンマで区切って示す。同じ著者の複数の文献を利用している場合は、著者の姓、文献名(簡略化した文献名も可)、ページ番号の順にコンマで区切って示す。日本語文献の場合も同様とする。

例 (12) 同上. (13) Ayers,18. (14) Ibid. (15) 斎藤眞『アメリカ革命史研究』(東京大学出版会, 1992年),25. (16) 同書, 50. (17) Smithline,Natural Religion, 31. (18) 本田編『アメリカ社会史の世界』, 50-51.

5) オンライン・電子文献、マイクロフィルム文献等の引用 ・CD-ROM等の電子文献、マイクロフィルム、マイクロフィッシュ文献についても、単行本、定期刊行物の表記の仕方に準ずるが、CD-ROM、Microfilm, Microficheであることを示す。 ・オンライン文献のタイトル情報については、上記の単行本、定期刊行物の表記の仕方に準ずるが、例(19)のように、最後に閲覧した年月日、URLを示す。 ・郵送などによって特定の資料を公文書館などから入手した場合は、その旨、断る。

例 (19) Linda Greenhouse, “Supreme Court Term: Beyond Bush v. Gore”(July 2, 2001), July 4, 2001 <http://www.nytimes.com/>

6) その他 ・謝辞は原則として掲載しない。但し、科研費による調査に基づく研究など、研究費の提供先を示す必要がある場合はこの限りではない。 ・上で示した以外の資料の引用の仕方や、その他上で触れていない点については、The Chicago Manual of Style (The University of Chicago Press)等を参照するか、慣行に従うこと。